Published On May 28, 2024
藤原伊周は、源重光女を本妻としたことで、岳父の重光から権大納言の職を譲られ、若くしての異例の出世に寄与していました。
一方で、妾である寝殿の上は、本人は悪くないながらも、妹の儼子が花山法皇の妾だったことで伊周が勘違いして長徳の変に発展するなど伊周没落のきっかけになってしまっています。
本妻 源重光女の兄弟も、後年伊周が二度目の没落をするきっかけとなる呪詛に関わっていました。
庶子 藤原顕長を産んだ妾は、盗賊に捕まり人質になって、ドラマさながらの人質救出劇に発展するなど、普通の貴族の妻では考えられないエピソードもあります。
今回は、平安時代でもトップクラスの栄光と没落を味わった藤原伊周に人生を振り回されることになった3人の妻の生涯について一人ずつ紹介していきます!
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参考文献
倉本一宏『藤原伊周・隆家:禍福は糾へる纏のごとし (ミネルヴァ日本評伝選)』
https://amzn.to/3TDUNzP
朧谷寿『平安貴族と邸第』
https://amzn.to/3ye3tVw
高橋照美『『大鏡』「入道殿、御嶽に参らせたまへりし途にて」段の背景』
(立命館大学人文学会『立命館文學』 583, 2004)
https://cir.nii.ac.jp/crid/1520853832...
服藤早苗『藤原道長を創った女たち』
https://amzn.to/48J0IZT
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【目次】
01:34 源重光女
08:12 寝殿の上
12:26 左衛門命婦
#光る君へ #藤原伊周 #大河ドラマ