【4K】日本三大熊野社、東北の伊勢と称される名社:山形県・南陽熊野大社 (Kumano Shrine | Shinto Shrine in Yamagata Prefecture)
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 Published On Jan 13, 2024

▼チャプターリスト(目次)
0:00 オープニング
0:21 社号碑、大鳥居
0:35 大銀杏、手水舎
1:27 お御坂周辺
2:19 鐘楼周辺
2:59 拝殿、幣殿
4:19 境内摂末社
5:29 本殿周辺

どうも管理人のヒロリンです。

今回は山形県の南部、南陽市に鎮座する熊野大社(くまのたいしゃ)を紹介します。

熊野大社と聞くと神社好きの方だったらまず思い浮かぶのは島根県の出雲国一宮の熊野大社ではないでしょうか。島根県の出雲大社は、和歌山県の熊野三山から分霊を勧請したのが創建の元となっています。それと同じように、山形県の熊野大社も熊野三山から分霊を勧請したことが創建の元となっています。以後、分かりやすく記述するために今回ご紹介する熊野大社は「南陽熊野大社」と表記します。

南陽熊野大社の御祭神は、日本の創造神である伊弉諾命(いざなぎのみこと)と、伊弉冉命(いざなみのみこと)。創建は806年で、その後も時の天皇、法皇の恩恵をうけ、のちに天台宗・真言宗・羽黒修験・神道の四派も加わり、熊野修験の霊場としても栄えました。

現在では熊野三山、碓氷峠の熊野神社と並び「日本三大熊野社」の一社と言われ、更には「東北の伊勢」としても篤い崇敬を受ける社となっています。

境内で最も目を惹くのは山形県最古の茅葺屋根建築となっている拝殿。唐破風(からはふ)、千鳥破風(ちどりはふ)を、萱で葺くのは、山形県独自の建築様式で、出羽三山の一社、出羽神社の出羽三山合祭殿などにみられますが、南陽熊野大社の拝殿は、その中でも最も古いものです。

そんな南陽熊野大社の最も大きなご利益は「縁結び」。当社の御祭神である伊弉諾命(いざなぎのみこと)と、伊弉冉命(いざなみのみこと)。は、日本神話によると世界の始まりのとき、最初に誕生した「むすび」の神様。少し古い言葉で、誘うことを「いざなう」と表現したように、いざなう神様でもあります。誘いあう男女の神様。最初に出現した男女の神様は、誘いあう男女の神様としてこの世に誕生しました。

また、両柱は日本神話の中で一番最初に結ばれた男女の神様。日本神話によれば、まず、男の神様である伊弉諾尊がこういいます。「あなにやし、えをとめを。」「ああ、なんと素晴らしい女性だろう。」これに対して、女の神様である伊弉冉尊がこう返します。「あなにやし、えをとこを。」「ああ、なんと素晴らしい男性だろう。」駆け引きも飾り気もない、シンプルで、素直な言葉。日本で一番最初に交わされたプロポーズ。つまり、当社の御祭神は、日本で初めてプロポーズをして結ばれた神様として、縁結びの神様となったのです。

こういう由緒があるため、当社は多くのカップル連れで連日賑わっています。そんな当社の無人境内の様子を撮影。普段の喧騒とは異なる静寂な神域を是非ご視聴ください。

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