初の無投票 日南市議会議員選挙 深刻化する地方議員のなり手不足
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 Published On Apr 17, 2023

統一地方選も後半戦です。16日、宮崎市や延岡市など6つの市議会議員選挙とえびの市議会議員補欠選挙が告示されました。
宮崎市をはじめ選挙戦に入った市では、選挙カーをよく目にするようになっています。
一方で、日南市では今回初めて無投票となり、議員のなり手不足を懸念する声があがっています。

16日、告示された日南市議会議員選挙。
定数19に対して立候補したのは、現職15人、元職2人、それに新人2人のあわせて19人で全員が無投票での当選となりました。日南市議会議員選挙で無投票となるのは今回が初めてです。

(市民)
「なり手がないということですよね、市議会議員の。ちょっと問題ですね」
「やっぱり投票はしたかったなという気持ちはありますよね。投票されないで、みんな当選してしまうんだと、矛盾じゃないですけど、というのはありますかね」

有権者から不安の声が聞かれる一方、2期目となる当選を果たした現職の議員は、自身の政治活動に対する評価の機会が失われたと考えています。

(日南市議会 鈴村和枝議員)
「今後4年間、さらに頑張らないといけないと思うんですけど、やっぱり頑張ってきた分、伝わっているかな、伝わっていないかなというのは、選挙でしか判断できないので、そこは残念だったと」

また、鈴村議員はなり手不足の問題について、コロナ禍で議員と市民が交流する場が少なくなり政治への関心が薄れていったことも一因ではないかと指摘します。

(日南市議会 鈴村和枝議員)
「みんなが政治に興味を持って、できれば参画というか、手を挙げていける環境を作りたいなと思っていたんですけど、なかなかコロナで集会とかも開けず、コロナの1期4年間のやりたかったことがやれなかった部分でもあるかなと」

日南市選挙管理委員会は、今回、初の無投票になった要因については一概には言えないとしながらも、今後、市民の政治参加を促す取り組みが重要だとしています。

(日南市選挙管理委員会 重永康彦事務局長)
「議員という役職は市政にとってはなくてはならないものだということを、市民の方にも理解していただく、主権者教育だったり、政治教育というのは、今後より重要になっていくのかなと思います」

深刻化する地方議員のなり手不足。
民主主義の根幹とも言われる選挙制度の存続が危ぶまれています。

統一地方選の後半戦、18日は県内4つの町村長選挙と、10の町村議会議員選挙などが告示され、市議選と同じ、今月23日に投開票されます。

詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mr...

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