唐津神社の秋季例大祭、いわゆる唐津くんちに唐津神社の御神輿に供奉する唐津神社の至宝、１４台の曳山は唐津神社境内の横にある曳山展示場で年間通じて保管・管理されており、唐津観光の目玉の一つとして沢山の観光客が訪れるスポットとなっておりました。
しかし昭和４５年に完成した曳山展示場は築５０年を迎え、老朽化もあって解体して新しい曳山展示場が建設される事となりました。

令和３年８月３１日を以て曳山展示場の営業は終了し、令和３年９月１９日に仮の曳山展示場であるふるさと会館アルピノホールへと移動する事となりました。
深夜から断続的に続く小雨が心配されましたが、唐津神社の氏子の願いが天に届いたか朝７時半くらいまで降っていた雨は曳山を展示場から出す時刻の８時には止み、無事に移動させる事が出来ました。

本来ならば賑々しく囃子に乗せたエンヤ・ヨイサの声と共にアルピノホールに移動されるところですが、現在はコロナ禍という事もありマスク着用の上必要最低限の曳き子さんと共に静かに旅立っていきました。

新曳山展示場は令和７年１０月に完成の予定となっております。
その時には賑々しく渡坐祭（わたましさい）が行われる事をご祈念申し上げます。