哲学対話 PARA SHIF「やる気と元気」:福尾匠
生活工房(公益財団法人せたがや文化財団) 生活工房(公益財団法人せたがや文化財団)
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 Published On May 14, 2020

<レクチャー>
00:00 0.イントロダクション
01:43 1.哲学は何をするものなのか?
06:40 2.哲学とやる気(のなさ)
16:39 3.知ることと学ぶことの差異
20:23 4.生成変化
26:16 5.地層とマジョリティ
27:42 6.知覚しえぬものものへの生成変化=知覚への生成変化


<哲学対話>
35:54 「やる気」にもいろんな「やる気」がある
    やる気を悪用されてしまうのでは?
38:37 欲望に結び付けられるインセンティブを提供されると
    やる気になってしまう(ならされてしまう)のは怖い
42:58 自分はやる気がないタイプだけど仕事で成果を出している
    これって幸せ?この「やる気」とは何だろう?
46:23 「対話」は同じ熱量がなくても成り立つのでは?
    ドゥルーズは「対話」についてどう考えていたのか?
49:31 自分の意思とは関係なく生まれ、最後には必ず死が訪れる
    その中で「やる気」をどう考えるか?
53:21 「やる気」を装わなければならい辛さ

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【テーマ】やる気と元気
【開催日】2020年2月15日(土) 18:30~21:30
【会場】Cafe Mame-Hico 三軒茶屋店
【出演】福尾匠(哲学者・批評家)
    パラシフ[やる気と元気]参加者の皆さん
【撮影・構成・編集】三行英登
【主催】公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
【後援】世田谷区、世田谷区教育委員会

【公式サイト】 https://www.setagaya-ldc.net/program/...

【引用文献】
・『哲学とは何か』[河出文庫 2012年]
  ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ著 財津理訳
・『差異と反復』(上)[河出文庫 2007年]
  ジル・ドゥルーズ著 財津理訳
・『千のプラトー』(上・中)[河出文庫 2010年]
  ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ著 宇野邦一ほか訳

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「哲学対話 PARA SHIF パラシフ」

世界の捉え方はいつだって更新していける

PARADIGM SHIFT(パラダイム・シフト)、それは当たり前と思っている考え方がガラリと劇的に変わる体験のこと。
本企画は、哲学者との対話から、日々の生活にPARA SHIF(パラシフ)を起こすことを目指す、大人のための哲学ゼミナールです。
古くから哲学者たちは、社会の問題や構造を見つめ、人々の“当り前”を塗り替える新たな概念(ものの見方)を提示してきました。
概念を学ぶことは、日常の中に新たな視野を獲得することであり〈既知〉を〈喜知〉へと変えてゆく力を身に着けることでもあります。
PARA SHIFで自分の世界観をアップデートし、あなたの中に“日常事変”を起こしてみませんか。

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[やる気と元気]

やる気があるのか、と言われるのはとてもうんざりする経験です。あなたはこれこれのことに主体的にコミットする「つもり」があるのかと、社会のさまざまな場面でわれわれは問われ、多くの場合、はい、ありますと答える以外の選択肢をもちません。というのは、主体性がなくても所属していられるような社会というのはきわめて限られているからです。われわれは家族にさえやる気を問うことがあります。あるいは元気というものもなかなか逃れられないもので、たとえば僕のような喫煙者は街で肩身の狭い思いをしています。元気であることも社会への帰属条件なのでしょうか。この回ではこうした通念に疑いを向けた哲学者を紹介し、主体性、意志、健康などについて考えなおし、よりよく生きるための対話ができればと思います。

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#福尾匠
#哲学
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