【基本包帯法】052肘の離開亀甲帯 Traditional Japanese Basic Bandaging Techniques
Evidence Based Judo Therapy; EBJT の実践を目指して Evidence Based Judo Therapy; EBJT の実践を目指して
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 Published On Apr 22, 2021

肘の基本包帯法,肘の離開亀甲帯の紹介です.

基本包帯法は,柔道や空手の「形」,様々なスポーツにもある基本動作に相当するものです.基本包帯法は,そのまま臨床で使うかどうか,ではなく,基本的な包帯の巻き方の種類,走行,操作を学修するための基本練習です.
基本包帯法では,見た目でしわや浮きががなく,きれいに巻けていることはもちろん,きつすぎず,緩すぎず,適切な圧,フィットで巻けていることも需要です.

肘の亀甲帯には,集合亀甲帯と離開亀甲帯があります.
集合亀甲帯は,亀甲帯(8字帯)を肘の中心に巻き進めるのに対し,
離開亀甲帯は,肘の中心から,前腕と上腕に広がるように巻き進めます.

まず,見た目では,亀甲帯(8字帯)の対称性が見られるかどうか,これは,重ね幅が肘の内側と外側,上腕側と前腕側で同じかどうか,できれいな放射状になっているかどうか,を確認しましょう.もちろん,浮きやしわも,軸操作によって生じないようにしましょう.
肘の亀甲帯の目的は,肘関節の固定ではなく,被覆です.そのため,軽く肘関節の屈伸をしてもずれないことが求められます.
重ね幅が小さいと,屈伸運動により皮膚が露出してしまいます.
巻く際の圧が弱いと,容易にずれてしまいます.圧が強いと,曲げたときに前腕や上腕の包帯が食い込んで曲げられません.
屈伸運動は少し動かしにくい,という程度が良いでしょう.

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