筒井順慶は、大和国（現在の奈良県）の戦国大名です。大和国は、鎌倉・室町時代には守護が置かれず、奈良興福寺が実質的な守護とみなされてきました。
筒井氏は、興福寺一乗院に属する有力宗徒で、武士化し、順慶の父・順昭の代には大和最大の武士団となっていました。
幼少の身で筒井氏の家督を継いだ順慶は、三好長慶に属する松永久秀の侵攻を受け、没落しますが、粘り強く抵抗を続けます。
三好氏の分裂（松永久秀と三好三人衆）、織田信長の上洛など、激動の畿内情勢の影響をもろに受け、最終的には織田信長の従属して大和一国を任されるまでになります。
筒井順慶の戦いの軌跡と、他の大和国衆の興亡を、自作アニメと城跡巡りを交えて語ります。


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≪参考資料≫
『筒井順慶　シリーズ実像に迫る』　金松誠著　戎光祥出版
『戦国合戦大辞典第四巻』　戦国合戦史研究会編　新人物往来社
『戦国武将列伝７畿内編上』　天野忠幸編　戎光祥出版
『戦国武将列伝８畿内編下』　天野忠幸編　戎光祥出版
『松永久秀と下剋上』　天野忠幸著　平凡社
『松永久秀』　天野忠幸編　宮帯出版社
『三好長慶』　今谷明・天野忠幸監修　宮帯出版社
『三好長慶』　天野忠幸著　ミネルヴァ書房
『三好一族』　天野忠幸著　中公新書
『足利義輝と三好一族』　木下昌規著　戎光祥出版
『畿内近国の戦国合戦』　福島克彦著　吉川弘文館
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