浸潤性小葉がん、転移が見えない!【PETで挑む】
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 Published On Premiered Apr 27, 2024

今回は、乳がん全体の約5%を占める、浸潤性小葉癌のお話です。
浸潤性小葉癌は、FDG PETで見えないことが多く、腹部臓器(消化管や子宮卵巣)に境界がはっきりしない、もやもやとした転移を来すことが多いため、どんな画像検査でもとても見つけにくいです。

FDG PETは乳がんの診断にとても有用で、造影CTで見えない転移を診断することができます。
ただ欠点として、浸潤性小葉癌にFDGが入らないことがある、があります。

今回、①FAPIと②FESという、新しいPETのお薬を紹介しています。
詳しい解説は今後行いますが、今回はとにかく、「え!じつはこんなに転移があるの!?」という画像をご覧下さい。
臨床導入は近いと思っている2つの薬剤、早く乳がん患者さんのために早く使えるようになって欲しい・・・!

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当チャンネルは、画像診断に関わる医療関係者(マンモグラフィ読影をする医師・撮像をする技師、がん診療に関わる看護師・技師・事務の皆様)に役立てていただけるような情報を発信しています。
個々の患者様からのご質問に対して適切かつ十分なお返事ができないため、個別のお返事ではなく、少し幅を持たせてより多くの方に参考になるよう、解答動画としてシェアさせていただきます。
こんなことを知りたい!というリクエストには可能な範囲で動画でお応えしていきたいと思いますので、コメントよろしくお願いします。

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