Published On May 3, 2024
家族との縁が絶たれ、福祉施設への入所も拒まれがちなハンディキャップを背負った人たち。「触法障害者」と呼ばれる彼らは、過去に何らかの罪を犯した知的障害者や精神障害者です。刑務所や少年院など矯正施設を出所しても孤立を深め、再犯に陥る傾向が強いとされています。
こうした“負のループ”を断ち切ろうと、罪を犯し居場所を失った障害者らの生活支援・自立支援を続ける大阪のグループホーム運営法人「ぴあらいふ」の活動にカメラを向けました。そこに映し出されるのは、常に再犯リスクを抱えた入所者らを時に厳しく叱り、時に家族のように接するケアスタッフたちの伴走者としての顔。彼らの究極の目標は「塀の外に生きる場所をつくる」ということでした。
(2024年3月29日に放送しました)
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