SANSUI CD-α917XR の修理(トレイベルトの交換)
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 Published On Apr 24, 2022

1993年SANSUIから発売されたCD-α917XR 160000円。

この年の第9回の長岡鉄男のダイナミック大賞CDプレーヤー部門で優秀賞に選ばれています。

サンスイの技術を投入して開発されたリファレンスCDプレイヤーで、DAC部には新開発の18bit分解能ダブルMASH D/Aコンバーターを搭載しています。 デジタル信号の読み取り精度を高め同相雑音を除去することで、SN比を大幅に向上させるとともに、高域における歪の上昇を解決するための改善を図っています。さらに、ゼロクロス歪やノンリニア歪の発生も原理的に解消しており、微小レベルの再生能力を向上させています。

電源部にはデジタル系とアナログ系にそれぞれ専用トランスを搭載しており、双方の回路を完全に分離しています。さらに、マイコン部、DAC、駆動系、ディスプレイ、アナログ系など各回路に対して独立15電源方式を採用しており、給電を個別に行うクローズドサーキットとすることで相互干渉によって発生する音質劣化を防いでいます。 また、低倍率のアルミ箔を使用した電解コンデンサーを採用するなど完成度を向上させています。

プレイヤー内部の共振を抑えるため、ボンネットの塗装には銅粉を混ぜた特殊塗料を採用しています。パーツには厳選したものを採用しています。CD-α917XRには、シルミックスーパーゴールドコンデンサー、金メッキリードのGSGフィルムコンデンサーとRMG抵抗、Saフィルムコンデンサー、特殊スチロールコンデンサーをはじめ、金メッキリードや防振処理を施したパーツを採用しています。

また、CDメカもプレイシャーシを銅メッキ処理したり、テフロンをしようするなど、細部まで防振対策を徹底しています。

サンスイの9シリーズは、アンプも含めて最上級モデルの証し。7シリーズとは別格のサウンドを聴かせてくれます。アンプメーカーだけあって、電源部の妥協は全く感じられません。これだけ強力な電源に支えられたサウンドは、まさにサンスイサウンドそのもの。こんなプレーヤーが10万円台で買えたというのが不思議でなりません。

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