【パリから日帰り旅】バラの香りのするプロヴァン|騎士伝説の残る町|シャンパーニュの大市とは?|フランス政府公認ガイドと行く中世への旅
いこいこikko いこいこikko
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 Published On May 20, 2023

こんにちは いつも応援ありがとうございます。
そして初めての方はご視聴いただきありがとうございます。

さて今回の動画でご案内するのはパリから車で1時間ちょっとの所にあるプロヴァンという町です。ここは12世紀から15世紀にかけて一年に2~3度「シャンパーニュの大市」とよばれる国際見本市が開かれ、その交易で栄えた町なのです。一年のうち延べ4カ月ほどはヨーロッパやアフリカ、アジアからの商人たちで大賑わいになったといいます。その商品は、といえば、小麦、ワイン、塩、馬や家畜、毛織物、麻、布類、革製品や木材、毛皮、貴金属、貝など多様なものでした。今日もパリで一年中何かの見本市が開催されていますけれども、それがもっとコンパクトな村で行われていたことを思えば、どんなにかエキサイティングな光景だったろうかと想像できます。心が躍りますね。
プロヴァンの大市が特に秀逸だったのは、商人や商品を盗賊などの脅威から守るために護衛をつけたり、城壁で町を防護したり、安全のための心配りをしたことです。それはどんなにか商人たちの信頼を得る要因だったことでしょう。
そんな大市で大変繁栄した町も長い歴史の中で疫病や交易路の変更などにより徐々にすたれ、忘れ去られていきました。しかし逆にそのおかげで現在まで「中世の町」が丸ごと残ることになったのですから歴史は面白いです。
プロヴァンはバラの香りが似合う町、ちょっと寂れた中世の町、小路を散策していると数々の発見がある町、石造りや木組みの家が可愛い街、観光地化させようと頑張らなくても、何気ないふだんのプロヴァンがとても美しいと思います。
どうぞ動画でゆっくりと散策をお楽しみください。

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