1992年3月撮影　秋田新幹線開業前（工事開始前）の盛岡－秋田連絡特急「たざわ5号」
盛岡駅発車前～発車～案内放送（鉄道唱歌オルゴールあり）～大釜駅通過
ホームには函館行き「はつかり5号」や12系普通列車なども停車

車両は南秋田運転所（現・秋田車両センター）の485系。
モハ485→クモハ485への改造により、通常期5両・閑散期は一部の列車が3両・
繁忙期は逆に一部の列車が7両で運転されていました。
反対側は半室グリーン車のクロハ481を連結。
3往復は秋田経由で青森まで、大回りな経路による運転。乗客のほとんどは秋田で
入れ替わりでしたが、盛岡－秋田県北部直通の利便性を考慮したものと思われます。
新幹線の工事開始後は秋田－青森間だけ列車名をそのまま「たざわ」で運転継続、
新幹線開業のときに「かもしか」に改称。

盛岡駅ホームには12系の普通列車も停車中。1985年から普通列車に転用されたもので、
東北本線用は冷房などの電源にスハフ12を使わずED75機関車から給電する方法に改造、
2000番台となっています。
オハフ13は、使い勝手を考慮して車掌室側でない方にも尾灯を設置したと鉄道雑誌の
記事で読みましたが、実際にこちらの面が最後部になっているのはこのとき初めて
見ました。