1日は、福島県内の多くの高校で卒業式が行われました。3月13日からマスクの着用が緩和されるのを前に「マスクなし」が基本とされた今年の卒業式。マスクをつけたり…外したり…異例の式となりました。4年ぶりに迎えた「顔が見える」卒業式。卒業生たちはマスクを着用せずに体育館へ入場してきました。しかし、席に着くと・・・マスクを着用します。しばらくすると・・・またマスクを外しています。卒業式のマスクについて岸田総理は2月、方針を示していました。岸田総理「卒業式においては換気など感染対策を講じた上でマスクを着用しないことを基本としたいと思っています」3月13日からマスクの着用が緩和されるのを前に、県は、国の通知を受け生徒と教職員はマスクを着用せずに、卒業式に出席することを基本方針としました。福島市の県立福島商業高校で行われた卒業式には、卒業生232人が出席し、そのほとんどがマスクを外していました。しかし・・・校歌斉唱や呼名の際はマスクの着用を求められ、卒業生はマスクを着けたり、外したりと大忙しでした。一方、保護者や来賓にはマスクを着用するよう求めていましたが、内堀知事を含む来賓は、挨拶の時だけマスクを外していました。卒業式のあと、生徒たちは教室で卒業証書を受け取り最後の思い出作り。その際は、マスク姿です。松井綾乃アナウンサー「卒業式のマスクの着用の有無について卒業生のみなさんは実際はどのように思っているのでしょうか」卒業生「ちょっと恥ずかしかったです。入学式からマスクを外したことがなかったので、みんなの顔を初めて見た感じがして恥ずかしかったです」
卒業生「ちょっと気まずかった」
卒業生「（素顔を）見たことがない人もいたので初めて見てこんな人もいたんだと」
卒業生「逆にみんなの笑顔を見られたのですごくよかった」
卒業生「マスクを外すことに抵抗があって、服やファッションのようになりつつあるんですけど、それでも顔を見合って笑って泣いて卒業できたのはよかったのかなと思います」

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