衆院選へ各陣営が臨戦態勢 熊本1区・2区の動き 参政党も1~3区擁立 (24/10/07
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 Published On Oct 7, 2024

10月15日に公示、27日に投開票が行われる見通しの衆議院選挙、9日とされる解散を前に各陣営は臨戦態勢に入っています。熊本1区と2区の立候補予定者の動きをまとめました。

熊本1区は熊本市北区、東区、中央区が選挙区となっています。

5日、熊本1区の選対本部を立ち上げた自民党現職で6回目の当選を目指す木原 稔さん(55)。

岸田内閣で防衛大臣として初入閣した去年9月以降この1年間、ほぼ地元熊本での活動はできておらず、急ピッチで準備を進めています。

【自民 現職 木原 稔さん】
「この1年間ほとんど熊本に帰れていないので有権者と直接接する機会が極めて少なかった。私自身とても不安です。心配しています」

6日は熊本市中央区で街頭に立った木原さん。

これまでの5期約20年の経験に加え、防衛大臣として国の安全保障政策を担ってきた実績などをアピールしました。

【自民 現職 木原 稔さん】
「前の選挙から今までの活動をお伝えしそれを評価してもらう。そしてこれからの任期、4年なのか何年か分からないがその私の活動の方向性を示す。そういう考え方に基づいて有権者に選択肢を示したい」

【立憲 新人 出口 慎太郎さん】
「皆さん、このままでは金権政治派閥政治が復活しかねません。ぜひ私たち立憲民主党の政治改革を応援してください」

立憲民主党・新人で連合熊本が推薦する出口 慎太郎さん(42)。

立憲民主党県連は去年11月に1区の選対本部を立ち上げていて党所属の県議や熊本市議などと選挙戦に向けた準備を進めてきました。

出口さんは6日、熊本市中央区の3カ所で街頭に立ち、自民党の『裏金問題』を批判。

政治資金パーティーや団体献金の禁止などを訴え、自民党への批判票の獲得を狙います。

【立憲 新人 出口 慎太郎さん】
「能登半島豪雨災害で被災した人たちのために補正予算を組んだあとに解散するべきと思っていた。自分たちの裏金議員、脱税議員を守るために早めに解散したということでそれは仕方のないことなのでしっかり対峙できるようこれから準備進めていきたい」「批判票がすごいなと日に日に感じています。今回の解散の報道があって2倍3倍声援が増えた感覚はあります」

熊本2区。熊本市西区、南区、荒尾市、玉名郡市が選挙区です。

【自民 現 西野 太亮氏】
「有明海沿岸地域の発展、熊本市西南部地域の発展は西野太亮に課せられた大きな使命の一つです。どうか皆さまと共にこの新たな時代の熊本を、街づくり進めるため全力を挙げて取り組んでいく」

前回の衆院選、無所属で出馬し現職の野田 毅さんを破って初当選を果たした西野 太亮さん(46)。その後、自民党に入り、今回初めて自民党現職の立場で再選を目指します。

5日は、熊本市南区と玉名市に後援会事務所を開設。南区の事務所開きには、党所属の県議や熊本市議、後援会幹部らが出席し必勝を祈願しました。

四半世紀にわたって保守分裂の状態が続いた熊本2区。西野さんはこの解消に向け野田さんの支持者との融和を図っていて、保守系をひとつにまとめ、選挙戦に臨みます。

【自民 現 西野 太亮氏】
「完全に私のことを受け入れてくれる人ばかりだとは思わない。3年前に比べれば、ずいぶん共闘態勢ができていると思うが、まだまだこれからもっと時間をかけてやっていく部分もある」

【共産 新 奥田 木の実氏】
「政権の表紙が変わったからと言って自民党政治は何ら変わらない」

共産党 新人の奥田 木の実さん(28)は兵庫県出身で益城町の児童養護施設への就職をきっかけに熊本に移住。

現在、党県委員会の青年学生部員などを務めています。

奥田さんは、石破新総理が誕生した10月1日、JR上熊本駅前でマイクを握り、裏金問題などの再調査をしない石破さんを批判。

「自民党政治を終わらせて、子供から高齢者まで全ての人が希望を持てる社会を実現する」と訴えました。

奥田さんは9月29日、熊本市西区で事務所開きを行い、出席した党所属の地方議員らの前で決意を述べました。

【共産 新 奥田 木の実氏】
「負けるわけにはいかない。共産党の躍進だけでなくなんとしても熊本2区から勝ち抜いて国会に行きたいと思っている。全力で頑張るので皆さん、支持の輪を広げてください」

この衆院選をめぐり新たな動きです。参政党は熊本1区、2区、3区に候補者を擁立すると7日、発表しました。

神谷 宗幣 代表は「自民党に失望している国民の受け皿になりたい」と意気込みを語りました。

【参政党 神谷 宗幣 代表】
「自民党員も自民党にあきれている。参政党は何とか自民党に失望してしまった、政治に失望してしまった国民の受け皿になりたい」

参政党の神谷代表は7日、熊本市で会見を開き、次の衆院選の熊本1区、2区、3区に候補者を擁立することを明らかにしました。

熊本1区には佐賀県出身で小売業の重松 貴美さん(35)。

2区には愛知県出身で自営業の近田 茜さん(32)。

3区には八代市出身で元熊本県職員の植田 貴俊さん(40)を擁立します。

神谷代表は「保守王国くまもとの選挙区で勝つのは容易ではないが、今後、政治的な影響力を持てるような選挙戦を展開したい」と意気込みを語りました。

また、比例代表九州ブロックで1議席以上の獲得を目標に掲げました。

なお、衆院選熊本3区には自民党・現職の坂本 哲志さん(73)と社民党・新人の橋村りかさん(52)も立候補を予定しています。

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