No 29 なかなか治らない‼ 膝痛の原因・治療法・病院の選び方について膝前方部痛:Anterior Knee painの痛みでお悩み相談でお困りの方からのご相談
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 Published On Sep 7, 2024

No.29 なかなか治らない‼ 膝痛の原因・治療法・病院の選び方について 膝前方部痛:Anterior Knee painの痛みでお悩み相談でお困りの方からのご相談

臨床歴30年の私が、これまでの臨床経験と、大学と大学院での学びをもとにご質問にお答えします。日本全国から私に持ち寄られる多くの相談は、「医師の診察を受けても良くならない」とか、「他の治療家に診てもらったけれども良くならない」という患者さんからのものです。同じような症状でお困りの患者さんや治療家さんのお役に立てたらと思います。具体的な質問内容は最下段に掲載しています。お困りの方はどうぞご相談ください。メールにて受け付けています。なお、SNSへの掲載はご相談様の同意を頂いております。

院長のプロフィールはこちら
https://korikori.com/director/

お困りの方はメールでご相談ください。
https://korikori.com/contact/

小川鍼灸整骨院のウェブサイトはこちら
https://korikori.com/

当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。


ご相談内容
18歳女子サッカー選手
左膝(膝蓋腱、膝蓋下脂肪体付近)の痛みと可動域制限
昨年の3月に部活での練習試合後のストレッチ時に違和感として症状を感じ、痛みも出てきたので整形外科を受診、その後変化なく10月に転院したが現在までほぼ変化なしで若干悪化傾向。昨年6月から今年の5月まで運動は極力控え、サポートにまわっていました。レントゲン、MRIともに異常なし。今の痛みがストレスなどの自分の心の状態と関係するとは思わないが、どうなのか教えてほしい。

質問)
① 考えられる原因
② 治療法
③ 病院の選び方

回答)
① 肉体的な原因はオーバーユース
② 肉体的にはストレッチ
③ 病院よりはスポーツ系の鍼灸院・整骨院・整体院などがいいかも

アドバイス

文字だけのやり取りなので適切であるかどうかはわからないということを前提に、30年の臨床経験から感じたことをアドバイスさせていただきます。参考になれば幸いです。もちろん、私のアドバイスが絶対的に正しいということではありません。ほかの先生のアドバイスも伺って、相談者さんが一番しっくりくるものを取り入れてください。

まず、膝周辺は走ったりジャンプしたりする競技では痛みが出やすいです。疾患としてはオスグッド病、シンディングラールセンヨハンソン病、ホッファー病、膝蓋骨不安定症、膝蓋靭帯炎、また総称としてジャンパー膝とか、ランナー膝などを呼ばれる、多くの疾患がありますが、すべて、膝関節伸展機構と呼ばれる膝のお皿を介して大腿四頭筋という太ももの前の筋肉が膝を伸ばすメカニズムに負担がかかることで起こるものです。

上記の疾患は、年齢や性別によって何が起こりやすいのかがある程度決まっていますが、質問者さんの場合は、2件の整形外科でそれらをすべて否定されたということですね。整形外科医であれば、上に挙げた疾患はすべて想定しているはずですが、それが2件の整形外科で指摘されなかったということは、肉体的な問題がないか小さいと医師は判断していると思われます。そのようなことは実はよくあることなんです。このような痛みはアンテリアニーペイン(Anterior Knee Pain:膝の前の痛み)と呼ばれます。こう呼ばれるときの特徴は上記のどの疾患にも属さない、つまり検査をしても異常がみられないけれども患者さん自身が痛みを訴える場合です。

もちろん、スポーツ選手に多いので使い過ぎであるということが考えられるのですが、通常そのような場合には、何らかの医学的な異常がみられるはずですが、アンテリアニーペインの場合はそれらが曖昧なのです。このような患者さんは病院を受診してもはっきりとした説明を受けることができないか、仮に説明を受けたとしてもなかなか改善しない症状に戸惑いを感じたり不安を感じたりします。

ここからが臨床経験30年の私の経験からお話しする内容ですが、もしかしたら質問者さんは、痛みを感じやすい人かもしれませんね。私の経験では、アンテリアニーペインの方を多く経験してきましたが、痛みに敏感でそのことに気付いていない人が非常に多かったです。また、ストレスを感じやすい人にも多い印象です。

ストレスを感じやすい人は痛みの沸点(痛みを感じる点:疼痛閾値)が低くなっている可能性があります。質問者さんがもしそうであればどの病院を受診しても、何回MRI検査をしても異常は見つからないということになってしまうのです。

すでに2件の整形外科を受診して肉体的な、つまり医学的な異常を指摘されていないとすればその可能性は高くなりますし、これ以上病院受診しても意味がなくなってしまいます。

その点、鍼灸院や整骨院などは病院では想定していない膝の小さな異常をうまく見つけて対処してくれるかもしれません(見つけてくれないかもしれませんが)。

どの治療院が良いのかはなかなか事前にお答えするのが難しいのですが、スポーツ系の治療院の方がよいかもしれませんね。

今回の質問者さんのような症状でお困りの方の参考になりそうなブログを紹介いたします。


治療してもすぐに元の症状に戻る理由について【大阪 平野区 生野区 南巽 小川鍼灸整骨院】
https://korikori.com/%e6%b2%bb%e7%99%...


痛みの治療に瞑想を応用する【大阪 平野区 生野区 南巽 肩こり 腰痛 小川鍼灸整骨院】
https://korikori.com/%e7%97%9b%e3%81%...

当院ではカウンセリングを行い、患者さんの原因とその対処法を一緒に考えることもしています。ZOOMでも利用できますので必要であればご用命ください。
https://korikori.com/%e7%97%9b%e3%81%...

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