他責

最後の一押しが
何時に生るかに怯えている
本来名前を持たない
私だけの情動を
人は×××××と決めて
流動的なそれを押し込む
ので、

どこまでも
形を変え
自由になれる筈だったものたちが
死んだ細胞
塊は堕ちていく

苦しむ権利などと
持たないものについて考えるのは

他の全てをあなたに奪われているからではないですか。

どうでもいいことを
考える時間だけは

誰よりも与えられていて、
許して
許してと
無い罪を作る
壊して
壊してと
内開きの扉を押す

愚かさは
醜さと同義。

美しくありたい。