【興味のある人向け備忘録】伊吹山地のシカの影響の範囲を推測するためブンゲン(射能山)と虎子(とらす)山周辺の尾根を歩いた【スタディー・ウォーク】
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 Published On Jun 16, 2024

伊吹山ではシカの食害により、柵が張られた場所や不嗜好植物を除いて草本がほとんどなくなり、南斜面や伊吹山から北へ続く国見峠までの通称「伊吹北尾根」の急斜面では裸地が広がっています。では、さらに北へ向かう尾根ではどうか、2024年5月下旬、2日にわたり確認してきました。

確認後の推測
・ところどころ笹の葉が付け根付近で噛み切られた跡がある。
・国見峠から虎子(とらす)山までの標高1000m以下ではシカの影響を受けており標高が低いほど笹の背が低くなっている。
・尾根の標高1000以上ではシカの影響は、あまり感じないが、2009年と比較すると明らかに笹藪が衰退している。
・その原因の一つとして、登山道がシカに獣道として使われてる可能性がある。
・以前なかった虎子山からブンゲンまでの縦走路がつくられており、シカの被害が広がらないか懸念される。
・国見峠よりも南の伊吹山までの「伊吹北尾根」よりも被害が少ないのは、元々柔らかい草が少ない笹藪であることと(表土が薄い石灰岩地の国見峠より南と、花崗岩地(土台は砂岩)の北との違いか?)、冬に、伊吹山本体よりも積雪が多いためと推測
.今後、温暖化で冬の雪が減っていけば(ドカ雪でもすぐに溶ければ)、伊吹山地の東西両サイドの低地より高地へ、尾根では南から北方向へ被害が広がる可能性が高い。

訂正 笹狩山→笹刈山

守りたい小さな自然
風景のかけらと伊吹山 https://atsugen.sakura.ne.jp/

#伊吹山地 #シカの食害 #ブンゲン

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