Japanese train running sound and view in the car.(TOYAMA/Toyama-regional-railway/Series20020)

富山地方鉄道20020形20021F走行シーンです。この車両は元西武10000系ニューレッドアローで、走行機器は西武時代に先代の5000系(現富山地鉄の16010形)のものを流用して製造された経緯があり、初代レッドアローの足回りと車体が別々の車両として富山で再会することになりました。

・"関東の勇者" 富山に参上！
というキャッチフレーズの地鉄のポスターが同車の車内に掲載されていますが、20020形は元西武の10106Fの2両と、10102号車を電動車化した1両を組み合わせて2022年2月にデビューした地鉄の新型車両です。地鉄では初代レッドアローの16010形も居て、20数年振りに両者の共演が見られる形になりました。車内は整理券発行機や運賃表示関係の追加、扉開閉表示や案内表示装置の撤去、3号車トイレスペースを優先席化した他は概ね西武時代の内装を保っており、外観もほぼそのままです。地鉄では3両に組み換えられたNRAですが、ワンマン運転が出来ないので運用は限定的で、特急運用では持ち前の設備を活かしたサービスが出来る一方、普通列車運用でローカル駅に到着する光景は西武時代では考えられなかったものです。上記の事情から今後の増備はあっても1本くらいと思われますが、地鉄から"勇者"と崇められたNRAは注目車両となりつつあります。

48.富山地方鉄道・万葉線 / Toyama-Regional-Railway,Manyosen-Tram
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