靱猿 のえみ 5歳 日本舞踊 常磐津 うつぼざる
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 Published On Aug 15, 2022

のえみ (5歳になったばかり) +三姉妹
常磐津【靱猿】に挑戦。 母三姉妹と、祖母の舞踊会で踊る。
小猿登場→10:05
猿曳登場→11:35

猿曳     大河寛十星(叔母)
女大名三芳野 大河寛十音(母)
奴橘平    大河寛十紀(伯母)
小猿     中のえみ 

大河流舞踊 第12回 寛園会
令和3年10月16日(土)
千葉県香取市佐原文化会館

素晴らしい舞台は加納舞台さん
弓は佐原高校の恩師、伊藤泰洋先生にご指導いただきました。

のえみ、初めての本舞台本衣裳です。

「のえみ、小猿にちょうどいいね。靱猿やってみたいな。」という三姉妹のなんとも軽い発言で始まったお稽古。
まず、「子猿以外の配役をどうするか。」にはじまり、台本読み、踊りはもちろんのこと、最難関のセリフ、その演目の奥の深さに「なぜ、手をつけてしまったのか。」、「果たして仕上がるのか。」と、いう不安で各々、何度も、何度も本番の夢を見ました。
そんな拙い私たちを、細部にわたってご指導くださった御宗家、お家元のご尽力により、なんとか本番の日を迎えられました。
とるに足らない者が、ピンチを芸の力ですり抜ける!庶民の心を掴む痛快なお話「靱猿」、四人で力を合わせ一生懸命に舞台をつとめました。

最後千秋万来→31:55 は三姉妹らしく、息ピッタリ楽しく踊らせていただきました。

【常磐津】靱猿 (うつぼざる) 

鳴滝八幡宮に弓始めの代参に訪れた女大名と奴の橘平。主人の命を受けて靱(矢入れ)を探していると、一匹の小猿が飛び込んできます。これ幸と捕らえて靭の革にしようと猿曳に無理難題を言いつけます。弓矢で脅され、泣く泣く小猿を打つことにした猿曳はせめて我が手でと鞭を振り上げると、小猿は無心に芸を始めます。その姿に猿曳は、やはりうてぬ、と涙を流し、小猿の愛らしさに女大名も哀れと思い命を助けると言うので一転して喜びの踊りになります。最後は三人が千秋万歳と華やかに舞い納めます。


〽︎時も一陽来復の 当たりを願う弓始め 弓矢八幡大名の
頼うだ人の代参に 向かい町から又今年 帰りもうしのねぎ事の
恋という字が花靱 春の野面色含む 爰鳴滝の花のいで立たち

〽︎太郎冠者あるかいやい 〽︎ハァゝ 御前にとうづくまる
〽︎こちは元より使はれ者よ 〽︎色恋の道白川や 人目の関の袖妻ならで
綱引く餌引く四ツ手引く 山じゃエ 山じゃ木を引く麦の臼
廻らば廻れ伊勢道者 昔は車 今は銭 投げさんせ投げさんせ
〽︎縞さん紺さん花色さん これこれこオれ 小紋さん やてかんせと
引き戻されたゝ 長縄手 心もいうな太郎冠者

〽︎話半ばへ向こうより 手飼いの小猿の折よくも 二人が中へ駆け込めば

〽︎見るやあなたへきょろきょろ目 こゝら在所の得意旦那を
くるりくるりと猿廻し 
〽︎隣り村から今日此の村へ 罷り申しは御贔屓の風吹き送る花舞台
初心な心にマッカイナ 猿に曳かれて猿曳きが
酒のさの字のその隙に 見失うたる猿丸の
迷子の迷子の太夫やアい 迷子の迷子のお猿やいと呼子鳥
紋もでっかり裏梅が 梅の林を浮かれ来る

〽︎素袍を投げかけ大名の 威を張詰し弓張の矢先鋭く立ちかかる

〽︎かしこまってござると 〽︎又あるまじきお望みは
只今殿様ころせとある ならぬと云えばおれ共に 只一矢にて射殺すと
引くに引かれぬ強弓の 仰せはかなき今日の仕儀

〽︎小猿の時から飼い置いて 朝夕の煙さへ
そちが陰にて楽々と 暮らせしものを情けない

〽︎せめて今度は人間に 生まれ代わってくるように
教え込んだる一節に エゝさりとはさりとは エイエ
又あろかいな さんな又あろかいな

〽︎是非なくなくも立ち上がり振り上げし鞭の下
廻る小猿のいぢらしさ

〽︎御知行も勝るめでたき踊るが手元 面白や
ハンヤコリャ ハンヤコリャ 黄金の数々積み揃え 庭に黄金の花盛り
花実も栄ふ目出たさよ さらば我らはお暇と行くを引きとめ

〽︎豊の御代の一踊り

〽︎一の弊立て 二の弊立て 三に黒駒信濃を通る 船頭殿こそ勇健なれ
泊まりくを眺めつつ 千秋や万歳と俵を重ねて 面々に楽しうなるこそ
目出たけれ ともに三人立ちかかり 届かぬ梢の綱渡り 
三筋の霞猿曳や 橘薫る花舞台 笑い興じて

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