【ウィトゲンシュタイン】名言ヨリドリ本文&図解ざっくり解説で意外とわかりやすい【論理哲学論考】
草てつがく 草てつがく
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 Published On Mar 9, 2024

論理哲学論考は難解で有名ですが、 衝撃のラストまで、あえて素人が全体像をわかりやすく解説しようという暴挙に出ました。名言「語り得ぬものについては、沈黙するしかない」で知られる哲学書を拾い読みしませんか? 図解をまじえた解説でイメージがつかみやすいように構成しました。「事実」「事態」「対象」「論理空間」「像」「論理的形式」「文」「名前」「要素文」といった独特のキーワードに図解を通して親しんでいただき、全体の流れをふんわりとつかんでもらえるように工夫しました。また、選り抜きの本文をまじえてますので拾い読みにもなります。難しい(意味不明!?)・内容がわからないとの声もよく聞かれる「論理哲学論考」ですが、素人なのをいい事に、固い事は抜きでわかった気になれる動画を目指しました。
※拙い解釈・誤解等もあるかと思いますので、万一学業の参考になさる場合などは、ぜひ他の資料もあたっていただくのをお勧めします。

論考は天才ともよく称されるオーストリア・ウィーン出身の哲学者ウィトゲンシュタインの前期を代表する1921年に出版された哲学書です。
ある日本の哲学者は20世紀を代表する哲学書の3冊を選ぶなら、多くの人はこの「論考」・ハイデガーの「存在と時間」を挙げて、3冊目を何にするかで意見が分かれるだろうと記していました。
言語哲学、分析哲学に強い影響を与えた論考は専門家の間で現在でも解釈がいろいろと分かれています。いわゆる、"諸説あります"的書物になっています。この動画では素人判断で、わりとオーソドックスと思われるものをご紹介しています。動画の最後でもふれましたが、個人的にはコナント、ダイアモンドらの「断固たる読み」「決然たる読み」にも惹かれています。

某哲学カフェでの2年ごしの論理哲学論考読書会がとても参考になり、ついわかった気になりました。ありがとうございました。

▽動画内でご紹介したこの動画の関連動画です
【論理哲学論考】ウィトゲンシュタインざっくり&とっかかり【わかりやすく語り得るか?しろうと解説図解】
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目次
0:00 イントロ
3:30 まえがき
3:46 まえがき解説
4:39 1~2.01 本文
5:06 1~2.01 解説
7:50 2.1~3.5 本文
8:22 2.1~3.5 解説
11:32 4~4.4 本文
13:13 4~4.4 解説
16:59 4.5~6 本文
18:08 4.5~6 解説
22:42 6.3~6.54 本文
27:16 6.3~6.54 解説
29:14 7 本文
29:18 7 解説
29:48 3つのポイントとおまけ(示されるもの)
31:04 アウトロ

このチャンネルの動画には個人の解釈、誤読、誤解、誤訳、誤字脱字などなど
たくさん含まれている可能性があります。
(正確であろうとはしているのですが。)
でも、もしかしたら誤解を誤解なさることで正解に
たどりついてしまうかもしれません。
よろしければ、ご笑覧ください。m(_ _ )m

また、このチャンネルでは、気楽に遊べる哲学っぽいトピックの動画を配信しています
よろしければチャンネル登録していただければ嬉しいです
http://www.youtube.com/channel/UC2zms...

英訳版はProject Gutenberg(海外版の青空文庫的サイト)にあります。
https://www.gutenberg.org/ebooks/5740

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【関連書籍】
〇ウィトゲンシュタイン入門 (ちくま新書)
永井 均 (著)
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世紀末のウィーンに生まれ、20世紀初頭の英国ケンブリッジを舞台に活躍した天才哲学者ウィトゲンシュタイン。ユダヤ系の鉄鋼財閥の裕福な家庭に育ちながら、その後たどった数奇な生涯と一風変わった人となりによって、彼の思想の全貌はいまも神秘的な色彩を帯びている。彼が生涯を賭けて問いつづけた「語りえないもの」とは何か。初期の写像理論から中期の文法理論、後期の言語ゲーム理論へと展開する独特のアイディアにみちた思想の核心にわけ入り、読者とともに考える、清新な魅力にあふれた入門書。(「BOOK」データベースより)

〇ウィトゲンシュタイン 「私」は消去できるか (シリーズ・哲学のエッセンス)
入不二 基義 (著)
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「すべて」と「無」は一致する。私は強力で特異だからこそ、無と化していく。独我論から私的言語論まで、正反対のものが折り重なる不思議な世界に分け入る。(「BOOK」データベースより)

〇論理哲学論考 (岩波文庫)
ウィトゲンシュタイン(著)
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「およそ語られうることは明晰に語られうる。そして、論じえないことについては、人は沈黙せねばならない」―本書は、ウィトゲンシュタイン(1889‐1951)が生前刊行した唯一の哲学書である。体系的に番号づけられた「命題」から成る、極度に凝縮されたそのスタイルと独創的な内容は、底知れぬ魅力と「危険」に満ちている。(「BOOK」データベースより)

〇『論考』『青色本』読解
ウィトゲンシュタイン (著) 黒崎 宏 (翻訳)
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ウィトゲンシュタインの「論考」は、論文としては長大であるが、著作としては大きくない。重大な事柄を簡潔に書き過ぎて、分かり難くなっているこの作品を、彼が言わんとしたことを忖度しながら言葉を補って読む試み。(Amazon本紹介ページより)

〇論理哲学論 (中公クラシックス)
ウィトゲンシュタイン (著), 山元一郎 (翻訳)
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「すべての哲学は『言語批判』である」――西欧哲学2000年の歴史をほぼ全面否定する衝撃的な哲学観を提起したこの書が、20世紀前半の哲学地図を完全に塗り替えてしまうことになる。(Amazon本紹介ページより)

〇ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む (ちくま学芸文庫)
野矢 茂樹(著)
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二〇世紀哲学の方向性を決定づけたウィトゲンシュタイン前期の書『論理哲学論考』。この衝撃的著作を、哲学界きっての柔軟な語り口で知られる著者が分かりやすく読み解き、独自の解釈を踏まえて再構築する。ここでは単なる歴史的価値を超えて、『論考』の生き生きとした声を聴くことができるだろう。本書は、こう締めくくられる―「語りきれぬことは語り続けねばならない」。比類なき傑作読本にして、たまらなくスリリングな快著。ウィトゲンシュタイン思想全体の流れの中で『論考』を再評価する新原稿、「『哲学探究』から見た『論理哲学論考』」を付した増補決定版。(「BOOK」データベースより)

〇ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 シリーズ世界の思想 (角川選書)
古田 徹也 (著)
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哲学の問題すべてを一挙に解決するという、哲学史上最高度に野心的な試み『論理哲学論考』。刊行後、この書が世界の諸学や文化に与えた影響は極めて大きい。ビギナーに向けて、『論考』全体を理解するために必要な本文の抜粋に加え、わかりやすい例示をふんだんに用いながら、この難解なテキストをこれ以上ないほど明快に、論理的に、丁寧に解説。現代哲学を代表する記念碑的著作、その核心を解き明かす画期的な入門書。(「BOOK」データベースより)

〇哲学探究
ウィトゲンシュタイン(著) 鬼界 彰夫 (翻訳)
https://amzn.to/4b3PnVR

『哲学探究』は、ウィトゲンシュタインの後期の主著として、哲学史上に燦然と輝く名著です。
すでに、邦訳も出ていますが、古すぎたり、哲学としての解釈に不足があったりして、歴史的な名著の割には、名訳に恵まれませんでした。
このほど、もっとも信頼のおけるテキストである最新第4版の版権を取ることができました。
翻訳は、現在の日本で、もっとも厳密かつ魅力的な研究を続けている鬼界彰夫氏が担当します。
鬼界氏は、『哲学探究』というテキストが、どのような構造になり、何をめざしているのか、日本語で明確にわかるよう、特に版権所有者の許可を得て、見出しや解説等を、十分に入れていきます。
この企画によって、ついに、決定版の『哲学探究』の訳が世に出ることになったのです。(Amazon本紹介ページより)

〇何も隠されてはいない―ウィトゲンシュタインの自己批判
ノーマン・マルカム (著)
https://amzn.to/4aNqkWK

ウィトゲンシュタインは、『哲学的探究』を理解する最良の道は『論考』を経由する事である、と信じていた。ノーマン・マルカムもこの信念を共有しており、この本において、これら二つの根本的に異なった哲学的立場の劇的な対立を描いている。(「BOOK」データベースより)



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