東京駅を発着する新幹線は、とても複雑です。
何が複雑かと言うと、東京駅には、新幹線の会社が二つあるからです。
JR東海とJR東日本という会社です。
「東海道・山陽新幹線」の路線をもつJR東海
「東北新幹線・北海道新幹線・秋田新幹線・山形新幹線・上越新幹線、北陸新幹線」をもつJR東日本です。
また、JR東日本は東日本全体の在来線も管轄しています。
１.新幹線専用改札口について
東海道山陽新幹線の専用改札口は、 八重洲口側の南口、中央南口、中央北口、北口と、日本橋口の5カ所にあります。
青色のマークと改札口です。
また、日本橋口には、唯一、JR東日本の東北新幹線専用改札口が、
少し離れたところにあります。
緑色のマークと改札口です。
もし、間違えて、東海道新幹線の改札口を通っても、JR東海とJR東日本の新幹線コンコースは、中でつながっていますので、慌てる必要はありません。
切符を自動改札機に通して、行き来することができますので、安心してください。

２.在来線から新幹線に乗り換える場合
JR東日本は在来線も運行しているので、在来線からの乗り換え口は、北通路、中央通路、南通路のどこからでもアクセスできます。
新幹線乗り換えの目印は、通路の柱にある大きな「のりかえ口」の案内板です。
東北新幹線が緑色、東海道山陽新幹線が青色で色分けされています。
中央通路から、東北新幹線の南のりかえ口を通ってみます。
新幹線に乗る場合は、乗車券以外に特急券が必要です。
新幹線の自動改札機を通る場合は、乗車券と特急券を重ねて、同時に入れてください。
特急券付き乗車券1枚の場合もありますので、チケットの記入内容を確認してみてください。
改札機を通した切符は取り忘れないように、必ずピックアップしてください。
(南のりかえ口の東北新幹線の改札)
20番線から23番線までの列車構成の案内板がありますので、車両の指定席番号の位置を確かめて、2階のホームに上がりましょう。
東京駅は始発駅なので、先頭車輌は1号車で、進行方向は上野方面です。
駅名を書いた看板のラインとロゴマークは、グリーンのシンボルカラーです。
新幹線は、それぞれの路線で色や形が違っています。
秋田新幹線や山形新幹線は、東北新幹線の車輌と連結されることもあり、カラフルでみていても楽しいです。

３.「東海道・山陽新幹線」の南のりかえ口
この路線は、14番線から19番線まであり、「のぞみ、ひかり、こだま」が走っています。
「のぞみ」は、東京−新大阪間を2時間半で結ぶ超特急で利用者も多いです。
東海道・山陽新幹線の先頭車輌は1号車で、進行方向は品川方面です。
駅名を書いた看板のラインとロゴマークはオレンジのシンボルカラーです。

４.新幹線を降りて、在来線に乗り換える場合
東海道・山陽新幹線の場合は、「中央通路に面した出口専用の中央のりかえ口」と「南通路に面した南のりかえ口」があります。

東北新幹線は、北のりかえ口と南のりかえ口があります。
乗り換え用改札機にチケットを通すと、2枚の切符のうち、特急券が機械の中に回収され、乗車券の1枚だけが出てきますので、とり忘れに注意してください。
在来線に乗り継ぐ場合は、この乗車券のまま、目的地の駅まで移動して構いません。もし、目的地を変更して、乗り越しした場合は、駅員さんに乗車券を提出し、不足分の運賃を支払うか、
乗り越し精算機で支払ってください。
中央通路からの在来線への乗り換えについては、 kawachanの動画のvol.1、京葉線乗り換えはvol.2、横須賀、総武線快速はvol.3で解説していますので参考にしてください。

５.乗り換えがなく、東京駅を直接出る場合
八重洲口や日本橋口にある新幹線専用改札口を利用するとショートカットできます。
ただし、新幹線専用改札口を出てしまうと駅構内には戻ることが出来ません。
再度構内に入る場合は、入場券が必要になりますので、在来線乗り換え口と絶対に間違えないようにしてください。
もし、新幹線専用改札口を出て、丸の内側に行きたい時は、八重洲北口と日本橋口の間に自由通路がありますので、そこを通って丸の内口側に行くことができます。