南海本線の浜寺公園駅周辺の高架化事業の関連する工事で、阪堺電車阪堺線の平面化及び浜寺駅前停留所の移設事業の現地を取材しました。レトロな駅舎と一般鉄道を路面電車が高架で越えていく珍しい光景が無くなります。どうぞご覧ください。（2023年12月13日撮影）

【阪堺電車 阪堺線 平面化・駅移設事業の概要】
阪堺線の終点の浜寺駅前停留所の北側では、阪堺線の線路が南海本線の線路を高架橋で越えていく珍しい光景が見られます。現在、南海本線の諏訪ノ森駅および浜寺公園駅付近では高架化事業が行なわれています。その工事を進めていくうえで、この阪堺線の高架橋が障害となっています。そのためこの跨線橋を撤去して阪堺線のルートを変更し浜寺公園駅の東側に、新たな停留所を造る計画で工事が進められています。建設費削減の観点から阪堺線の平面化が決定されました。さらにより一層の事業費極小化と、南海浜寺公園駅との乗り換え利便性向上のため、駅の東側に移設して単線での建設が行われます。この様な協調的な工事が行なわれるのは、阪堺電気軌道株式会社が南海電鉄の100％子会社であることが背景にあると思われます。

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