いいね!信州スゴヂカラ(日本一の生産地!飯田の水引 / 2021年1月16日)
長野朝日放送 長野朝日放送
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 Published On Jan 15, 2021

日本の冠婚葬祭に使われる伝統工芸品「水引」。飯田地方は全国シェア7割という日本一の生産地です。今回は、水引産業がなぜこの地で発展したのか、深堀りします。

素材をつくる様子を見学に向かった先は「神明堂」。パルプ紙をよじってひも状にしたものを染料や強度を増すための液体に通し乾燥させると水引の素材が完成します。その素材で加工製品を手掛ける「木下水引」でつくられるのは大手コンビニエンスストア用の祝儀袋や大手ショッピングセンター向けの正月飾り。国内工場のみならず海外工場でつくられているとのこと。「関島水引店」では、オーダーメードの髪飾りを受注生産しています。

そもそも、飯田地域でこれほどまで水引産業が発展した理由は、江戸時代に飯田藩主が紙すきを奨励。その端材でまげを結うためのひも、元結(もとゆい)を生産。断髪令で縮小しましたが、同じ工程からできる水引が盛んにつくられるように。実は飯田地域は元結の生産も日本一。元結は大相撲や歌舞伎、時代劇などの必需品ですが、その職人はごくわずか。問屋「松文」で89歳のベテランの技を垣間見て、新たな後継者も訪ねます。

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