2024年3月19日
「岩本隼輝 1stテューバリサイタル」より

札の辻クロスホール(静岡県)

Tuba 岩本隼輝
Piano 稲垣満有子
Saxophone 藤田智也
Horn 山本大雅


以下、当日のプログラムに書いた曲目解説となります。

福田洋介(1975-)は、東京杉並出身の作・編曲家である。11歳の時にコンピュータによる音楽制作を開始し、現在まで作・編曲は独学。吹奏楽・管弦楽・室内楽の作・編曲および指導・指揮に力を注ぎ、シエナ・ウインド・オーケストラ、SEKAI NO OWARIなどの作編曲担当としても活動し好評を博した。更にCDや楽譜を各社より多数出版し、国内外で作品の評価が近年高まっている。
「さくらのうた」は第22回朝日作曲賞を受賞し、2012年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲に選ばれた福田氏の代表作の1つ。発表から10年以上が経過した今も楽器や編成の壁を越え全国各地で演奏され続け、この儚くも美しいメロディが止むことはない。
『サクラを愛でながら思いを馳せるその心が、人によってまったく違うのと同じように、音楽のしなやかな変化を信じて、自分達だけの「さくらのうた」を演じていただけたら嬉しいです。たくさんのサクラが美しく咲き誇り、美しく舞い散りますように。』
と本人も語るように、今春から新たなステージへの旅立ちを前にした私たちの「さくらのうた」を奏でたい。そして演奏をお聴き下さった皆様それぞれの「さくらのうた」を感じていただきたい。
今回は本リサイタルに合わせ、作曲者本人に編曲をしていただいた特別Ver.を披露する。