Published On Nov 22, 2021
奈良県の世界遺産・吉野山は紅葉の名所としても知られています。
苦境が続く老舗旅館は赤く染まった山々に復活の期待を寄せています。
先週末、吉野山の玄関口・ 下千本のロープウェイには営業開始とともに多くの人が詰めかけました。
古くから桜の名所として知られる世界遺産の吉野山。
秋には色づいた木々と針葉樹の緑が織りなす鮮やかな景色が広がります。
新型コロナウイルスの感染が落着き、町にはにぎわいが徐々に戻ってきました。
【石川県からきた観光客】
「奈良のお寺めぐりと、紅葉がきれいかなと思ってきました。2年間ぐらいずっと市内からも出ないようにしてたので、医療関係なので、やっと少しだけとけて。」
吉野の山々の景色が一望できる旅館・「芳雲館」は紅葉を間近に感じながら食事ができると人気を博してきました。
【大阪から来た観光客】
「一度来てみたかったんですよ。ずっと、念願かなったね。いいお天気だし。ここの眺め最高やね」
創業267年を迎える芳雲館は新1万円札の顔となる「渋沢栄一」も訪れた 老舗です。
しかし、新型コロナの影響で一時は廃業寸前まで追い込まれたといいます。
【「芳雲館」9代目増田将也 代表】
「売上は例年と比べて8割減ですね。コロナの影響でたたまれた旅館もありますし、休館にされた旅館もでてきている。歴史もですけど、従業員の生活が懸かってるのが一番自分の中で重い。」
苦境が続く町を元気づけるのは訪れる人の笑顔です。
【「芳雲館」9代目増田将也 代表】
「こうやって人が歩いているの見たら、観光に来るお客様はしんどい顔されずに、楽しそうな顔して歩いてるので、そういうの見てたらほっとします。」
季節ごとに違う顔を見せる吉野山。
かつてない危機を乗り越えて、人々を魅了し続けます。
カンテレ「報道ランナー」2021年11月22日放送
関西のニュースをお届けします!【カンテレNews】https://www.ktv.jp/news/
チャンネル登録をお願いします! / @ktvnews8
#世界遺産 #吉野山 #紅葉 #芳雲館